ミニ知識

ブラッシングの方法(1)

歯ブラシの毛先が均等にゆきとどくように。
歯磨きをしているのになぜかむし歯ができてしまう人がいます。それは歯の磨き方に問題があるからです。歯科医院で歯垢〔歯垢〕の染め出しを行ってもらうと、以外に磨き残しがあり、歯垢がとれていないことに気づきます。正しい効率の良い磨き方を身につけることが大切なのです。磨き方によっては、歯ぐきを痛めたり、みがき過ぎて歯が摩耗(すり減る事)したりしてます。でも注意されすればどのようなみがき方でも構いません。歯ブラシの毛先が均等に歯の隅々までゆきとどき、歯についた歯垢をきれいに取り除くことが大切です。

○歯ブラシの毛先を使う方法(フォーンズ法)

「フォーンズ方」は歯の表面をみがくのに適しています。その上マッサージの効果も高く清掃能力もあります。歯を軽くかみ合わせ、歯肉をむきだし、歯ブラシの先端を歯肉に当てます。そして歯の面に直角に、円を描くように動かします。その時歯みがき剤はつけずに行い、ブラシは毛列3~4列の、やや軟毛のものが良いでしょう。「フォーンズ法」は特別に難しいブラッシング方法ではないので、誰にでも無理なく簡単にできます。また「フォーンズ法」は歯肉炎の予防にも効果があります。

○45度の角度でみがくバス法

歯ぐきが歯の根からはがれたところをポケットと呼びます。ここには歯垢・歯石がたまりやすく、ばい菌の巣になり、歯周病、歯肉炎の原因となります。「バス法」はそれを防ぐのに適したみがき方です。歯みがきの方法は、歯軸に対し45度の角度で、歯と歯ぐきの間に毛先を入れ1mm程度のストロークで前後に細かく歯ブラシを動かします。この時毛先が歯と歯ぐきの境目から離れないようにします。離れるとせっかくの効果がなくなります。